投稿日:2019年3月6日
旭川地方気象台からのお知らせ
暖かくなったら!? ~雪解け水に注意を~
北海道も4月に入るとだんだんと暖かくなり、長かった冬に終わりを告げ春本番を迎えます。上川・留萌管内のアメダス観測所の平年値をみると、ほとんどの観測点で4月中に冬日(日最低気温が0℃未満)を脱し、寒暖を繰り返しながらも市街地の積雪は日ごとに減ってきます。
一方、山間部にはまだ多くの積雪が残っていますが、徐々に融雪(雪解け)が進み、更に雨が加わると、沢の増水や雪崩の危険性が非常に高くなります。河川や排水路の周辺では、急に増水する場合があるほか、雪解けにより大量の水分が土中に染み込み、土砂崩れなどの土砂災害が発生しやすくなりますので、山間部や急傾斜地では特に注意が必要です。
また、小さな川や用水路であっても油断は禁物です。子供が川辺で遊んでいるのを見かけたときは、大人がひと声注意を呼びかけて下さい。
旭川地方気象台では、この時期になると雨が降る量や雪の解ける量を考慮し、低い土地の浸水などが予想される場合は「融雪注意報」を、融雪により河川が増水し災害が起こるおそれがあると予想される場合は「洪水注意報」や「洪水警報」を発表して注意・警戒を呼びかけます。
注意報や警報などの気象情報は、テレビやラジオのほか、気象庁ホームページでもご覧になれます。
なお、お出かけの際には、災害や事故に遭わないように、最新の気象情報の確認をお願いします。
※問い合わせ先
旭川地方気象台 (電話:0166-32-7102)
旭川地方気象台ホームページアドレス
http://www.jma-net.go.jp/asahikawa/