ぽっぽや「鉄道員」

 浅田次郎原作・降旗康男監督・高倉 健・大竹しのぶ・小林稔侍・広末涼子・奈良岡朋子・田中好子・志村けん・吉岡秀隆・安藤政信ほか出演の東映映画「鉄道員:ぽっぽや」は、1999年日本アカデミー賞13部門優秀賞ほか多数の賞に輝きました。

JR幾寅駅がこの映画の舞台に選ばれた決め手は、駅舎からホームへの階段が決め手になったと、当時の映画関係者から聞きました。

健さんの代表作の一つが南富良野町で撮影されたことは、歴史的なハプニングであり、今もこれからも町民の大きな宝物です。


北の果ての小さな終着駅で、不器用なまでにまっすぐに、鉄道員としての誇りを持って生きてきた主人公「佐藤乙松」。
人生を振り返り思い出す、鉄道員としての生活と、家族に対する様々な悔恨の念。
そんな彼のもとに、ある日愛らしい一人の少女が現れる。
ありふれた出来事のように思えたこの出会いこそ、孤独な彼の人生に訪れた、やさしい奇跡の始まりだった。

映画の撮影は、南富良野極寒の季節1月から2月にかけて行われました。
スタッフは、かなやま湖保養センターと、かなやま湖ログホテル ラーチに分かれて泊り込み、連日のように早朝から夜遅くまで撮影が続けられました。
映画の中では「幌舞駅」になっているJR「幾寅駅」横の情報プラザに出演者の控室が設けられ、出演者や撮影スタッフの労をねぎらって、婦人会などボランティアの人たちは、毎日交代でおやつなどを作ってくれました。

高倉健さんは、「いも団子」が一番美味しかったと言っていたそうです。
ロケ現場には、毎日遠くからも出演者のファンなどが詰めかけてきました。
映画に出てくる写真の建物は、今も南富良野町が維持管理して保存しています。

映画では「幌舞駅」として使われた無人のJR幾寅駅舎には、撮影で使われた小道具、台本、写真パネルなどが展示され、昼間はビデオも流されており、今でも遠くからバスやマイカーで観光客が訪れています。