金山ダム

 北海道総合開発第二次五ヵ年計画の中の石狩川流域総合開発計画、その一環として空知川金山総合開発計画が立てられ、中核をなす「金山ダム」建設は重要な事業でした。

「金山ダム」完成までには気候や地質、植生の周辺環境の調査に約8年、建設工事に5年を費やし昭和42年に完成しました。
洪水調節、かんがい、発電、飲用水供給の4つの目的を持った多目的ダムとして北海道のほぼ真ん中で「金山ダム」にせき止められ、水源の清流シーソラプチ川とルゥオマンソラプチ川から注がれた空知川の水を湛える「かなやま湖」は、空知川及び石狩川の洪水調節、富良野地区、美唄、浦臼地区のかんがい用水、電源開発、滝川市民の4万5千人に安定した飲用水を供給するなど、
北海道民の経済、生活向上に役立っているほか、人造湖とは思えないほどの環境にも恵まれていることから、南富良野町の観光の拠点として、町民は勿論、全道・全国から、大勢の人々がカヌーやキャンプそして景観を楽しみ、ログホテルラーチや保養センターなどを訪れてくれます。

また、7月最後の日曜日に毎年開かれる「かなやま湖湖水まつり」は、全国から訪れる大勢の観光客で賑わい、湖を横断する700mのナイヤガラの滝は、かなやま湖ならではの迫力で、まつりのフィナーレを飾ります。

「金山ダム」の概要」・型式:中空重力式コンクリートダム・堤頂標高:346.5m
・高さ:57.3m・堤頂長:288.5m・総貯水容量:1億5千万トン・灌漑受益面積:28,687ha・発電:25,000kw・上水道:取水量=毎秒0.11立方メートル

◆中空重力式ダムとは=ダム建設当時コンクリートが高価であったため、その節約による経済性の追求を図る目的で、ダム内部に空洞を持った重力ダムです。施工が複雑になりすぎること等のため、その後わが国で採用されておらず、北海道では「金山ダム」以外にはありません。

◆総事業費は=1959年~1968年までに、およそ77億2千5百万円が投じられました。

◆中空重力式コンクリートダムとしては国内最大のダム湖で、貯水量も最大です。
◆水没戸数269戸は北海道で最大です。

ダム堰堤を見下ろす「かなやまダム展望園地」には道内屈指の歌人・故山名薫人の、この地の印象を歌った歌碑が立っています。また、ダム堰堤下には、エゾヤマザクラ、ナナカマド、ハルニレなどが植樹され、野球場が整備されています。

かなやま市街地から4km・車で5分で
す。